米オクラホマ州でM5.6の地震が発生  フラッキングが原因か

  2016年9月3日午前8時過ぎに、米オクラホマ州ポーニーの北西部においてマグニチュード5.6の地震が発生しました。この地震による大きな被害は報告されていませんが、オクラホマ州ではここ数年で人為的な地震が急増しており、今回の地震もシェールガスの採掘法であるフラッキングが関係している可能性が指摘されています。   米地質調査所(USGS)によると、マグニチュード5.6という規模は、2011年1…

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フラッキング(水圧破砕法)による健康問題

  以前、「フラッキング(水圧破砕法)って何?フラッキングの何が問題?」という記事で、「フラッキング(水圧破砕法)」と呼ばれるシェールオイル/ガスの採掘方式がもたらす様々な問題について取り上げましたが、今回はその中でフラッキングが人々の健康に与える影響について、いくつか研究結果を挙げてみます。 1. エール大学の研究チームが、広範囲でフラッキングによるシェールガス開発が行われているマーセラ…

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新規石炭火力発電所建設への総投資額約106兆円が無駄になる可能性があるというレポート

  世界中で新たに建設されている石炭火力発電所をはじめ、建設計画中であったり環境アセスメントが行われている段階の石炭火力発電所への投資額約1兆ドルが無駄になってしまう可能性があるというレポートを、国際環境保護団体のコールスワーム、シエラクラブ、グリーンピースが共同で発表しました。   現在建設中及び建設が計画されている石炭火力発電所は、気候変動対策の実行や大気汚染防止のために、建設されたとして…

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フラッキングに反対するアメリカ人が急増  世論調査

  米世論調査会社のギャラップ社が3月に行った調査で、シェールオイル/ガスの採掘法であるフラッキング(水圧破砕法)に反対するアメリカ人が2015年の40%から急増し、過半数を超える51%になったことがわかりました。   昨年(2015年)の同時期に行った調査では、フラッキングに賛成する人と反対する人が共に40%と意見がハッキリと分かれていましたが、今年は反対する人が51%と、1年で11%増…

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米で700万人が地震発生の可能性が高い地域に居住  米地質調査所

  米地質調査所(USGS)が、米中部から東部にかけての地震発生の危険性を示す最新の地図を公開しました。これまでにもこのような地図は発表されてきましたが、今回の地図には初めて人為的な要因によって誘発される地震も加えられました。 2016年に自然由来もしくは人為的な要因による地震が起こる可能性   上の地図は、2016年に米本土の各地域で地震が起こる可能性を表しています。従来USGSが発表して…

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米の天然ガスによる発電量が初めて石炭を上回る可能性  米エネルギー情報局

  米エネルギー情報局の報告によると、2016年はアメリカにおける天然ガスの発電量が史上初めて石炭火力を上回ることになる見込みです。 1950年から2016年までのアメリカにおけるエネルギーごとの発電量の割合   2000年にはアメリカの総発電量の50%以上を担っていた石炭火力は、シェールブームによる天然ガスのコスト低下と近年の再生可能エネルギーの台頭によってそのシェアを下げ続け、2014年…

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米オクラホマ州で地震が激増  フラッキングが原因

  シェールガス/シェールオイルを採掘する方法であるフラッキング(水圧破砕法)の仕組みとその問題点については以前に記事にしました。   その記事内でも挙げましたが、近年オクラホマ州などで激増している地震の原因は、フラッキングを行った油井に注入する、フラッキングに使用した廃液にあるという研究結果が相次いでいます。   しかし、オクラホマ州や同じくフラッキングが原因と言われる地震が増えているテキ…

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フラッキング(水圧破砕法)って何?フラッキングの何が問題?

  ここ数年、「シェールブーム」という言葉をよく耳にするようになりました。アメリカでは、フラッキング(正確にはハイドロ・フラクチャリング/水圧破砕法)と呼ばれる採掘法を用いて、従来の方法では採掘することができなかった層にあるシェールガス/シェールオイルの採取が可能になり、国内の原油生産量が大きく伸び、長年の課題であった原油を輸入に依存する体質が改善され、ついには海外への原油輸出を開始する法案が可…

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バードストライクが最も多いのは石炭火力発電

  テキサス州を始め、世界中で導入が著しく伸びている風力発電ですが、「バードストライク(鳥の衝突)」によって多くの鳥が死ぬからという理由で反対する人が少なくありません。   ここで湧いてくる疑問は、「他の電力はどうなのか?」です。太陽光や石油、ガス、石炭、そして核(原子力)発電は、風力発電と比較して鳥の命を奪わないのでしょうか?   調べてみると、U.S. News & World …

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イギリスが2025年までに石炭火力発電を全廃へ

  「国連気候変動パリ会議(COP21)」の開催が迫る中、気候変動関連の様々な動きが活発になってきています。「いつも活発に動いたらええやん」とツッコミを入れたくなるところですが、政治が絡み、かつ世界で最も利益を生み出している化石燃料産業の既得権益に直結する改革を行うとなると、産業側の抵抗が大きく、どうしても動きが鈍くなってしまいます。   国際的な気候変動対策の動きがどれくらい鈍いかというと、…

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アメリカのエネルギー事情

  エネルギー事情は、国によって異なります。近年では、先進国から一部の途上国まで、再生可能エネルギーの導入が著しい増加を見せています。  日本の再生可能エネルギーへの投資(2014年)は、中国、アメリカに次いで世界で3位の約4兆円と、その額の大きさに意外な印象を受けます。しかし、日本の再生可能エネルギーの年間発電量の割合は、世界平均の22.8%に大きく及ばない12.6%(大規模水力を含む)しかあ…

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