大気中の二酸化炭素濃度が2年連続で飛躍的に増加

  米海洋大気局(NOAA)の発表によると、2016年の米ハワイ州マウナロア観測所における大気中の二酸化炭素濃度が観測史上最高を更新し、増加速度も2015年の伸びと同様の値を示し、2年連続で飛躍的に増加しました。 ハワイ州マウナロア観測所における二酸化炭素濃度の年間増加速度。Credit: NOAA   マウナロア観測所で計測された2016年の二酸化炭素濃度は、2015年に続いて3 ppm以…

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土壌が吸収できる二酸化炭素がこれまでの予測よりも少ないという研究結果

  化石燃料などから排出される二酸化炭素は大気中に留まるだけでなく、海中や土壌にも吸収され、長い年月を経てまた大気中に放出されます。   土壌はこれまで二酸化炭素を放出する量よりも吸収する量の方が多く、気候変動による気温上昇を防ぐ役割を果たし、今後もその重要な役割を担うと考えられてきましたが、これまでの研究結果よりも土壌には二酸化炭素を吸収できる余裕がないため、今世紀末に向かって気候変動を…

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マウナロア観測所の二酸化炭素濃度が一時的に400ppmを切る  熱帯性低気圧の影響か

  水曜日(8月29日)深夜から木曜日にかけてハワイをかすめた熱帯性低気圧「マデリーン」がもたらしたのは、強い雨風と高潮だけではなかったようです。   ハワイ島のマウナロア観測所のスクリップス海洋研究所が、熱帯性低気圧が接近した8月29日の日平均二酸化炭素濃度が400ppmを切ったことを同研究所のブログで発表しました。同研究所のラルフ・キーリング氏(二酸化炭素濃度を表すグラフの名称「キーリング…

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米ハワイ州マウナロア観測所の二酸化炭素濃度は最速でも2150年まで400ppmを切らないという研究結果

  今年(2016年)は二酸化炭素濃度が記録的なペースで上昇していることや、南極の二酸化炭素濃度が400万年ぶりに400ppmを超えたことについて記事を書いてきましたが、人間活動による二酸化炭素の排出に加え、エルニーニョ現象に押し上げられることによって2016年の二酸化炭素上昇幅が観測史上最大となるため、私たちが生きている間に米ハワイ州マウナロア観測所の二酸化炭素濃度が400ppmを切ることはほ…

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南極の二酸化炭素濃度が400万年ぶりに400ppm超え

  現在、大気中の二酸化炭素濃度がかつてない速さで上昇しているという記事をこれまでにいくつか書いてきました。今年に入ってから2月、4月、5月の二酸化炭素濃度、昨年(2015年)の同月と比較して記録的な上昇幅になっていることや、二酸化炭素濃度と気温が急激に上昇した暁新世(ぎょうしんせい)・始新世(ししんせい)境界温暖化極大期(PETMと呼ばれています)よりも現在の二酸化炭素排出ペースが遥かに速いこ…

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4月と5月の1年間における二酸化炭素濃度上昇幅が過去最高レベルに

  二酸化炭素濃度の上昇が過去にない速さで進んでいます。以前にも記事にしましたが、強いエルニーニョ現象が発生した年からその翌年にかけて二酸化炭素濃度は大きく上昇するため、終息したばかりの今回のエルニーニョと同規模だった1997年から98年にかけてのエルニーニョ時と同じように、今年は二酸化炭素濃度が大きく上昇すると予測されていました。   それを裏付けるように、今年2月のハワイ州マウナロアにおけ…

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現在の二酸化炭素排出ペースは過去6600万年で最速という研究結果

                     Credit: FreeImages.com/Claudia Meyer   気候変動の科学に興味を持っている人なら、約5600万年前に起こった暁新世(ぎょうしんせい)・始新世(ししんせい)境界温暖化極大期(Paleocene-Eocene Thermal Maximum、以下PETM)という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。   現在…

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1年間の二酸化炭素濃度上昇幅が過去最高を記録

  2015年は、世界の平均気温が観測史上最高を記録し、産業革命前からの気温上昇が1℃を初めて超えた年でもありましたが、二酸化炭素濃度が最後の300ppm台を記録し、400ppmを超えるのが日常になってしまった年でもありました。   また、2015年から始まった今回のエルニーニョと並んで史上最強レベルと言われる1997年から98年にかけて起こったエルニーニョ発生時に大幅に二酸化炭素濃度が上昇し…

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