ダウ、デュポン、コーク産業、モンサント社ら米化学薬品大手が62億円を投じて有害物質規制法の弱体化を画策

                         Credit: FreeImages.com/Barry Smith   アメリカの化学系事業者団体の米国化学工業協会と、同団体に所属する化学薬品大手であるダウケミカル、デュポン、BASF、3M、ハニウェル、コーク産業、モンサント社などが、米有害物質規制法を弱体化させるために、2015年だけで5500万ドル(約62億円)を投じ、企業活動に有利に…

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鉛に汚染されている水に最も高い水道代を払わされている米ミシガン州フリント市民

  水道水への鉛混入を知りながら、州政府と連邦政府が1年以上にわたり放置したために健康問題に発展している米ミシガン州フリントの市民が、アメリカで最も高い水道料金を支払っていることが環境保護団体「Food & Water Watch」の調査で判明しました。 フリントとアメリカの私有企業、自治体、米主要都市の年間の平均水道料金の比較Credit: Washington Post   上の…

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ミシガン州フリントで起こっていること  ~ 水道水への鉛混入について知っておくべきこと

  米ミシガン州フリントで水道水に鉛が混入し、健康被害などが出た環境正義問題で、ミシガン州と米連邦政府が非常事態宣言を出す混乱状態に陥っています。いったいなぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか?   ミシガン州フリントは、同州のデトロイトと同じく自動車産業で栄えましたが、その衰退と共に人口も減り、低所得者と有色人種の多い街に様変わりしてきました。2010年の国勢調査によると、フリ…

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石炭火力発電所の環境正義問題

  アメリカで汚染物質を最も大量に排出している施設が、有色人種と低所得層の多く住む地域に集中しているという記事を書きましたが、今回は具体的に気候変動による地球温暖化と環境汚染、そして健康被害の原因となっている石炭火力発電所がアメリカのどのような地域に建設されているのかについて書いてみます。   2011年に全米黒人地位向上協会(NAACP)、先住民環境ネットワーク、Little Village…

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米で10%未満の汚染企業が90%以上の汚染物質を排出  有色人種と低所得層の地域に集中

  メリーランド大学の共同研究チームが、アメリカで有毒な汚染物質を排出している汚染企業のうち、特に大量に排出しているのは10%以下であり、それらの企業が全体の90%以上の汚染物質を排出しているという研究結果を発表しました。また、研究チームによると、それらの施設の多くはアフリカ系やヒスパニック系らの有色人種や、低所得者層が多数を占める地域に建設されているとのことです。   環境社会学と計算科…

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パーム油の環境正義問題

  インドネシアの森林火災の記事の中で、私たち遠く離れた先進国に暮らす者にとって、決して他人事ではないという話をしましたが、たとえ森林火災が起こらなくても、パーム油の生産そのものが、多くの問題を抱えています。   パーム油は、熱帯の湿潤な地域で育つアブラヤシの果肉を搾って作られますが、その約80%がインドネシアとマレーシアで生産されています。これらのプランテーション(農園)は、熱帯雨林を伐採し…

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