今後5年間はさらに暖かくなると英気象庁が予測

  2年連続で観測史上最高を記録した世界の平均気温は、2020年までの5年間も上昇を続けるだろうという予報を、英気象庁が発表しました。   英気象庁が2007年から毎年更新している気温の長期予報によると、2016年から2020年までの5年間のそれぞれの世界平均気温は、1981年から2010年までの平均気温よりも0.28℃から0.77℃高くなる可能性が高いとしています。 黒の線は観測データ(H…

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アジア太平洋地域と東アフリカでエルニーニョによる被害が深刻化

  ユニセフによると、ピークを迎えたエルニーニョの影響で、アジア太平洋地域の干ばつが深刻化し、農作物の不作や家畜の死、飲料水の不足に繋がっており、それらの地域の子どもたちのために、ユニセフでは6,200万ドル(約73億円)の援助を呼びかけています。   また、国連はエチオピアもエルニーニョ現象の影響による深刻な干ばつが続いており、農家に5,000万ドル(約59億円)の資金援助が必要だと訴え…

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ミシガン州フリントで起こっていること  ~ 水道水への鉛混入について知っておくべきこと

  米ミシガン州フリントで水道水に鉛が混入し、健康被害などが出た環境正義問題で、ミシガン州と米連邦政府が非常事態宣言を出す混乱状態に陥っています。いったいなぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか?   ミシガン州フリントは、同州のデトロイトと同じく自動車産業で栄えましたが、その衰退と共に人口も減り、低所得者と有色人種の多い街に様変わりしてきました。2010年の国勢調査によると、フリ…

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【よくある間違い】衛星によるデータでは18年間気温が上昇していないから温暖化は嘘

  2016年に行われる米大統領選に共和党から指名候補として名乗りを上げているテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)が、米議会の委員会等でよく「最も信頼できる衛星によるデータ観測では、18年間気温が上昇していないから温暖化は嘘」という主張を展開しています。   この主張は正しいのでしょうか?   クルーズ氏の主張は、1990年に発表されたロイ・スペンサー氏とジョン・クリスティ氏の衛星による気…

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石炭火力発電所の環境正義問題

  アメリカで汚染物質を最も大量に排出している施設が、有色人種と低所得層の多く住む地域に集中しているという記事を書きましたが、今回は具体的に気候変動による地球温暖化と環境汚染、そして健康被害の原因となっている石炭火力発電所がアメリカのどのような地域に建設されているのかについて書いてみます。   2011年に全米黒人地位向上協会(NAACP)、先住民環境ネットワーク、Little Village…

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米で10%未満の汚染企業が90%以上の汚染物質を排出  有色人種と低所得層の地域に集中

  メリーランド大学の共同研究チームが、アメリカで有毒な汚染物質を排出している汚染企業のうち、特に大量に排出しているのは10%以下であり、それらの企業が全体の90%以上の汚染物質を排出しているという研究結果を発表しました。また、研究チームによると、それらの施設の多くはアフリカ系やヒスパニック系らの有色人種や、低所得者層が多数を占める地域に建設されているとのことです。   環境社会学と計算科…

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ジカ熱と気候の関係

  今年に入ってから、ジカ熱と呼ばれる蚊によって媒介されるウイルス感染症が、ブラジルを初めとするラテンアメリカの国々で流行しています。 ジカ熱の感染が確認されている国と地域(2016年1月26日現在)Credit: CDC   上の地図の紫色の国と地域(24の国と地域)でジカ熱の感染者が確認されています(2016年1月26日現在)。WHO(世界保健機関)は、アメリカ大陸で300万人から400…

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