5月の世界は観測史上4番目の暑さ NASA、NOAA、気象庁

  主要な気象機関による5月の世界平均気温データが出揃い、日本の気象庁、米航空宇宙局(NASA)、米海洋大気局(NOAA)のすべてで観測史上4番目に暑い5月になりました。   通常このブログでは気象機関ごとにグラフや地図を用いて、各月の平均気温偏差や気温分布を説明していますが、それぞれの気象機関が異なる基準年を用いているため、軸の数字が異なるグラフを並べてもよくわからないと思うので、そこはざっ…

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【NOAA】 4月の世界は観測史上3番目の暑さ ~ 400か月連続で20世紀平均を上回る

  気象庁と米航空宇宙局(NASA)に続いて、米海洋大気局(NOAA)が4月の世界平均気温を発表しました。世界の4月は、同月として観測史上3番目の暖かさとなりました。また、今年に入ってからの4か月間は、観測史上5番目の暖かさでした。3気象機関のデータは、すべて世界が過去3番目に暑い4月を過ごしたことを示しています。 2018年4月の世界平均気温偏差。基準年は1901年から2000年。単位は左側…

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【NASA】 4月の世界は観測史上3番目の暑さ

  米航空宇宙局(NASA)によると、4月の世界平均気温は同月として観測史上3番目に高い値でした。 1880年から2017年までの4月の世界平均気温偏差。黒い線は各年における4月の平均気温。赤い線は11年ごとの移動平均。(基準年は1951年から1980年。単位は℃)。NASAのGISSデータから作成。   4月の世界平均気温偏差(基準年: 1951年~1980年)は+0.86℃で、2016年…

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【気象庁】 4月の世界平均気温は観測史上3番目の高さ

  気象庁の速報値によると、4月の世界は2016年と2017年に次いで、同月として観測史上3番目の暑さになりました。 2018年4月の世界平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   2018年4月の世界平均気温偏差(基準年は1981年…

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4月の平均二酸化炭素濃度が410ppm超え ~ 過去の記録から未来を覗き見ると…

  ハワイ州マウナロアにあるスクリップス海洋研究所によると、4月の月平均二酸化炭素濃度が、1958年の観測開始以来初めて410ppmを超え、410.26ppmに達しました。 ハワイ州マウナロア観測所における2014年以降の月平均CO2濃度。単位はppm(百万分率)。ソース: 世界温室効果ガス・リファレンス・ネットワーク(Global Greenhouse Gas Reference Netwo…

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【NOAA】 2018年3月の世界は観測史上5番目の暖かさ

  気象庁と米航空宇宙局(NASA)に続き、米海洋大気局(NOAA)も3月の世界平均気温のレポートを公表しました。3月の世界は、同月として過去5番目の暖かさとなりました。また、今年に入ってから最初の3か月は、観測史上6番目の暖かさでした。 2018年3月の世界平均気温偏差。基準年は1901年から2000年。単位は左側が摂氏、右側が華氏。Source: NOAA   3月の陸地と海洋を合わせた…

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【気象庁】 3月の世界平均気温は観測史上3番目の高さ

  気象庁が発表した世界平均気温の速報値によると、2018年3月は2016年と2017年に次いで、同月として観測史上3番目の暑さでした。 2018年3月の世界平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   2018年3月の世界平均気温偏差…

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【NASA】 3月の世界は観測史上6番目の暖かさ

  米航空宇宙局(NASA)の発表によると、2018年3月の世界平均気温は、同月として観測史上6番目に高い値でした。 1880年から2017年までの3月の世界平均気温偏差。黒い線は各年における3月の平均気温。赤い線は5年ごとの移動平均。(基準年は1951年から1980年。単位は℃)。Credit: NASA GISS   3月の世界平均気温偏差(基準年は1951年から1980年)は+0.89…

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【8月の世界平均気温】 NASAは観測史上2番目、NOAAは観測史上3番目の暑さ

  気象庁から約1週間遅れて、米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)が8月の世界平均気温を発表しました。それによると、NASAのデータでは8月は同月として観測史上2番目の暑さ、NOAAは観測史上3番目の暑さになっています。なお、1月からの8か月間は、両機関共に観測史上2番目の暑さでした。 NOAA: 8月は観測史上3番目の暑さ2017年8月の世界平均気温偏差。基準年は1901年から…

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【気象庁】 8月の世界は観測史上3番目の暑さ

  気象庁が発表した速報値によると、2017年8月の世界平均気温は、2015年と2016年に次いで同月として観測史上3番目の高さでした。 世界の8月平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   8月の世界平均気温偏差(基準年は1981年…

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【NASA】 7月の世界平均気温は昨年と並び観測史上最高を記録

  日本の気象庁に続いて、米航空宇宙局(NASA)が発表したデータによると、2017年7月の世界平均気温は、同月として統計学的に昨年と並んで観測史上最高を記録しました。 1880年から2017年までの7月の世界平均気温偏差。黒い線は各年における5月の平均気温。赤い線は5年ごとの移動平均。(基準年は1951年から1980年。単位は℃)。NASAのGISSデータより作成。   7月の世界平均気温…

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【気象庁】 7月の世界は観測史上2番目の暑さ

  気象庁が発表した世界平均気温の速報値によると、2017年7月は2016年に次いで、同月として観測史上2番目の暑さでした。 世界の7月平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   2017年7月の世界平均気温偏差(基準年は1981年か…

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相次ぐ「死の熱波」に関する研究結果が描く未来

  近年、気候変動による気温上昇が要因の一部とされる極端な気象現象の増加や、その規模の深刻化が世界中で懸念されるようになってきました。   極端な気象現象の中で最も気候変動との関連性が明確とされるのが、寒波と熱波です。どちらも気温以外の複雑な条件が少ないため、温暖化が進めば夏には熱波が、冬には寒波がともに極端化しやすくなると言われています。   今夏も、米南部や西部(北西部)、ヨーロッパなど…

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楽観的なシナリオを用いても、パリ協定の目標「2℃未満」を達成できる可能性は5%という研究結果

  これまでに、産業革命前から今世紀末までの気温上昇を2℃未満に抑える条件や、1.5℃未満に抑えるにはどうすればいいのか、産業革命前からこれまでに気温がどれくらい上昇しているのか、気候変動の原因となっている温室効果ガスの累積排出量が1.5℃と2℃上昇の壁を超えるのがいつなのか、今すぐに温室効果ガス排出量をゼロにすると気温はどれくらい上昇してしまうのかについて解説してきました。   また、先日紹…

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世界191か国における過去117年間の気温上昇をアニメーショングラフで見てみましょう

  これまでに、このブログで世界平均気温上昇の様子がよくわかるGIFアニメーションのグラフをいくつか紹介してきました(『1850年以降の気温上昇をスパイラルのGIFアニメーショングラフで見てみましょう』や『1881年以降における月別の世界平均気温の上昇と直近2年の極端な暖かさがわかるGIFアニメ』など)が、いずれも「世界平均気温」で、これまでに国別の平均気温の変遷を表したアニメーショングラフを作…

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夏がどんどん暑くなっているのをグラフで確認してみましょう

  夏が来るたびに、「記録的な猛暑」や「殺人的な暑さ」などという表現が用いられるほど、極端に暑い日が目立つようになってきました。また、それに伴って、山火事や集中豪雨のニュースもよく見聞きするようになった印象があります。   実際のところ、夏は本当に暑くなっているのでしょうか?   ニューヨークタイムズ紙が、元米航空宇宙局(NASA)の気候科学者ジェームズ・ハンセン氏らのデータを元に、1951…

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1881年以降における月別の世界平均気温の上昇と直近2年の極端な暖かさがわかるGIFアニメ

  ここ数年で、産業革命以前から未来のシナリオに至るまで、気温の変化がひと目でわかるグラフやGIFアニメーションがずいぶんと増えてきました。   代表的なのは、このブログでも取りあげたことがある、英レディング大学の気候科学者であるエド・ホウキンス氏が英気象庁のHadCRUT4のデータを基に作成した、1850年以降の各月における世界平均気温偏差(基準年は1850年から1900年)をわかりやすく視…

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【ダコタ・アクセス・パイプライン】 トランプ政権が環境評価見直し期間延長を申し立て

  スタンディングロック・スー族が水源としている、ミズーリ川上流にあるオアへ湖の地下を通過するパイプライン建設が環境正義問題に発展し、米先住民グループを中心とする人々が1年以上にわたって抗議活動を続けてきたダコタ・アクセス・パイプラインは、6月14日にワシントンD.C.米連邦裁判所のジェームズ・ボアズバーグ判事がトランプ氏の大統領令に基づいた米陸軍工兵隊による建設認可は違法であるという判断を…

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【NOAA】 2017年6月の世界は観測史上3番目&前半6か月は過去2番目の暑さ

  気象庁と米航空宇宙局(NASA)に続き、米海洋大気局(NOAA)が公表した6月の世界気候レポートによると、2017年6月の世界は同月として2016年と2015年に次ぐ過去3番目の暑さでした。また、今年に入ってから最初の6か月は昨年に次いで過去2番目の暑さとなっています。 2017年6月の世界平均気温偏差。基準年は1901年から2000年。単位は左側が摂氏、右側が華氏。Source: NOA…

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温室効果ガスの71%を100社が排出していたという報告書  IPCC設立以降

  昨年9月に、1751年から2010年までの温室効果ガス排出量の63%を90社が占めているという研究結果が発表(『90社が温室効果ガスの約3分の2を排出しているという研究結果』を参照してください)され、国家単位で排出量を算出する従来の方法とはまた違う角度から気候変動の原因となる活動に対する責任の問い方の指針が示されました。   今回、機関投資家が連携して気候変動に対する戦略や温室効果ガスの排…

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