【気象庁】 8月の世界は観測史上3番目の暑さ

  気象庁が発表した速報値によると、2017年8月の世界平均気温は、2015年と2016年に次いで同月として観測史上3番目の高さでした。 世界の8月平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   8月の世界平均気温偏差(基準年は1981年…

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【NASA】 7月の世界平均気温は昨年と並び観測史上最高を記録

  日本の気象庁に続いて、米航空宇宙局(NASA)が発表したデータによると、2017年7月の世界平均気温は、同月として統計学的に昨年と並んで観測史上最高を記録しました。 1880年から2017年までの7月の世界平均気温偏差。黒い線は各年における5月の平均気温。赤い線は5年ごとの移動平均。(基準年は1951年から1980年。単位は℃)。NASAのGISSデータより作成。   7月の世界平均気温…

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【気象庁】 7月の世界は観測史上2番目の暑さ

  気象庁が発表した世界平均気温の速報値によると、2017年7月は2016年に次いで、同月として観測史上2番目の暑さでした。 世界の7月平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   2017年7月の世界平均気温偏差(基準年は1981年か…

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相次ぐ「死の熱波」に関する研究結果が描く未来

  近年、気候変動による気温上昇が要因の一部とされる極端な気象現象の増加や、その規模の深刻化が世界中で懸念されるようになってきました。   極端な気象現象の中で最も気候変動との関連性が明確とされるのが、寒波と熱波です。どちらも気温以外の複雑な条件が少ないため、温暖化が進めば夏には熱波が、冬には寒波がともに極端化しやすくなると言われています。   今夏も、米南部や西部(北西部)、ヨーロッパなど…

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楽観的なシナリオを用いても、パリ協定の目標「2℃未満」を達成できる可能性は5%という研究結果

  これまでに、産業革命前から今世紀末までの気温上昇を2℃未満に抑える条件や、1.5℃未満に抑えるにはどうすればいいのか、産業革命前からこれまでに気温がどれくらい上昇しているのか、気候変動の原因となっている温室効果ガスの累積排出量が1.5℃と2℃上昇の壁を超えるのがいつなのか、今すぐに温室効果ガス排出量をゼロにすると気温はどれくらい上昇してしまうのかについて解説してきました。   また、先日紹…

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世界191か国における過去117年間の気温上昇をアニメーショングラフで見てみましょう

  これまでに、このブログで世界平均気温上昇の様子がよくわかるGIFアニメーションのグラフをいくつか紹介してきました(『1850年以降の気温上昇をスパイラルのGIFアニメーショングラフで見てみましょう』や『1881年以降における月別の世界平均気温の上昇と直近2年の極端な暖かさがわかるGIFアニメ』など)が、いずれも「世界平均気温」で、これまでに国別の平均気温の変遷を表したアニメーショングラフを作…

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夏がどんどん暑くなっているのをグラフで確認してみましょう

  夏が来るたびに、「記録的な猛暑」や「殺人的な暑さ」などという表現が用いられるほど、極端に暑い日が目立つようになってきました。また、それに伴って、山火事や集中豪雨のニュースもよく見聞きするようになった印象があります。   実際のところ、夏は本当に暑くなっているのでしょうか?   ニューヨークタイムズ紙が、元米航空宇宙局(NASA)の気候科学者ジェームズ・ハンセン氏らのデータを元に、1951…

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1881年以降における月別の世界平均気温の上昇と直近2年の極端な暖かさがわかるGIFアニメ

  ここ数年で、産業革命以前から未来のシナリオに至るまで、気温の変化がひと目でわかるグラフやGIFアニメーションがずいぶんと増えてきました。   代表的なのは、このブログでも取りあげたことがある、英レディング大学の気候科学者であるエド・ホウキンス氏が英気象庁のHadCRUT4のデータを基に作成した、1850年以降の各月における世界平均気温偏差(基準年は1850年から1900年)をわかりやすく視…

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【ダコタ・アクセス・パイプライン】 トランプ政権が環境評価見直し期間延長を申し立て

  スタンディングロック・スー族が水源としている、ミズーリ川上流にあるオアへ湖の地下を通過するパイプライン建設が環境正義問題に発展し、米先住民グループを中心とする人々が1年以上にわたって抗議活動を続けてきたダコタ・アクセス・パイプラインは、6月14日にワシントンD.C.米連邦裁判所のジェームズ・ボアズバーグ判事がトランプ氏の大統領令に基づいた米陸軍工兵隊による建設認可は違法であるという判断を…

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【NOAA】 2017年6月の世界は観測史上3番目&前半6か月は過去2番目の暑さ

  気象庁と米航空宇宙局(NASA)に続き、米海洋大気局(NOAA)が公表した6月の世界気候レポートによると、2017年6月の世界は同月として2016年と2015年に次ぐ過去3番目の暑さでした。また、今年に入ってから最初の6か月は昨年に次いで過去2番目の暑さとなっています。 2017年6月の世界平均気温偏差。基準年は1901年から2000年。単位は左側が摂氏、右側が華氏。Source: NOA…

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温室効果ガスの71%を100社が排出していたという報告書  IPCC設立以降

  昨年9月に、1751年から2010年までの温室効果ガス排出量の63%を90社が占めているという研究結果が発表(『90社が温室効果ガスの約3分の2を排出しているという研究結果』を参照してください)され、国家単位で排出量を算出する従来の方法とはまた違う角度から気候変動の原因となる活動に対する責任の問い方の指針が示されました。   今回、機関投資家が連携して気候変動に対する戦略や温室効果ガスの排…

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【NASA】 6月の世界は観測史上4番目の暑さ

  気象庁に続いて米航空宇宙局(NASA)が発表したデータによると、2017年6月の世界は同月として観測史上4番目の暑さでした。 1880年から2017年までの6月の世界平均気温偏差。黒い線は各年における6月の平均気温。赤い線は5年ごとの移動平均。(基準年は1951年から1980年。単位は℃)。   6月の世界平均気温偏差(基準年は1951年から1980年)は+0.69℃で、昨年(2016年…

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【気象庁】 6月の世界は観測史上3番目の暑さ

  気象庁が発表した速報値によると、2017年6月の世界平均気温は、2015年と2016年に次いで同月として観測史上3番目の高さになりました。 世界の6月平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   6月の世界平均気温偏差(基準年は19…

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2016年に殺害された環境保護活動家の数は過去最高  人権保護団体レポート

  昨年に続いて人権保護団体「グローバルウィットネス」が発表した報告書によると、2016年に世界で殺害された環境保護活動家は過去最高の200人にのぼりました。116人だった2014年から2015年には185人まで60%増加し、さらに昨年は15人増加しました。なお、今年は5月までに98人の環境保護活動家が殺害されています。 Source: Global Witness   2016年に殺害…

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【南極】ラーセンC棚氷がついに分離  巨大氷山が誕生

  これまでに何度か伝えてきた南極半島に位置するラーセンC棚氷がついに分離し、巨大氷山が誕生したと研究チームが公表しました。 【これまでの経緯】◆ 【南極】ラーセンC棚氷の亀裂が海に到達するまであと4.5kmに  巨大氷山分離へのカウントダウン続く◆ 【南極】ラーセンC棚氷の分離が急加速  巨大氷山の発生は時間の問題◆ 南極のラーセンC棚氷が数か月以内に崩壊の可能性  福岡県サイズの氷山が…

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気候変動の世代間における公正を求めた未成年者ら21人による訴訟の日程が決定  トランプ政権と対決へ

  2015年に当時のオバマ政権を相手に未成年者21人が気候変動の世代間における公正を求めて起こした訴訟は、2016年の連邦裁判所による予想を覆す判断で本格審査に進むことが決まりました。その後、トランプ政権に移行したために法廷闘争の相手もオバマ大統領からトランプ大統領に変わり、行方が注目されていましたが、オレゴン地方裁判所のトーマス・コフィン判事は、2018年2月5日よりオレゴン州ユージーンの米…

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【南極】ラーセンC棚氷の亀裂が海に到達するまであと4.5kmに  巨大氷山分離へのカウントダウン続く

【この記事には続きがあります】◆ 【南極】ラーセンC棚氷がついに分離  巨大氷山が誕生   2010年に亀裂の生じた棚氷の崩壊が懸念されてきたラーセンC棚氷が、巨大氷山の分離に向けて最終局面を迎えていることはこれまでに何度か伝えてきました。   ラーセンC棚氷の動向を調査しているイギリスの研究チーム「Project MIDAS」が7月7日に更新したブログによると、5月末の時点で海に到達するま…

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グレイシャー(氷河)国立公園から氷河が消える日

  緯度の高い地域や、高い山岳地帯などで形成される氷河は、北極圏や南極圏の海氷や氷床、棚氷などと同様に、地球温暖化の進行状況を判断する目安になっていますが、近年は世界中で氷河の融解が進んでおり、中には温暖化によって消滅が懸念される氷河もあります。   米モンタナ州の「グレイシャー国立公園」もその例外ではなく、直近50年で国立公園内に点在する氷河の多くが急激に縮小しており、このままでは今…

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海面上昇のペースが90年代以降に急加速  グリーンランドの氷床融解が主因

  気候変動による海面上昇の問題は、このブログでも何度か取りあげてきました。グリーンランドの氷床が全部とけて海に流入すれば約7メートル、西南極の氷床融解は約3メートルの海面上昇につながるといわれており、気候変動問題で度々話題にのぼる南太平洋やインド洋の海抜が低い島しょ国だけでなく、世界中すべての沿岸地域が深刻な影響を受けることになります。 【関連記事】◆ 南極の氷が予測より速く融解  今世…

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【南極】 ラーセンC棚氷の分離が急加速  巨大氷山の発生は時間の問題

  南極の棚氷などの動向を調査しているイギリスの研究チーム「Project MIDAS」が6月28日に更新したブログによると、数年前から亀裂が発生している南極半島のラーセンC棚氷の最も海側に位置する氷のずれる速度が、6月末になって急激に増したことがわかりました。 【この記事には続きがあります】◆ 【南極】ラーセンC棚氷がついに分離  巨大氷山が誕生◆ 【南極】ラーセンC棚氷の亀裂が海に到達する…

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